毎年この時期になるとカブトムシと共同生活をする
WOODFAN赤塚です。
だいたい7月初めにはサナギだったカブトムシがもぞもぞ這い上がって
来て、夜中に羽音を立て始め、おおむねお盆時期の8月中頃まで
世話が続きます。
毎日のエサ交換などをしていると、子供より僕の方が楽しんでたりします。
この時期の為に、卵のカブトムシを一年かけて世話をしているのですが
ナゼかカブトムシに会いたくなるので続けています。
しかし、だんだん数が増えてきてカブトムシ代が負担になってます(笑)。
さてさて、不思議と言えば木材もかなり不思議な素材です。
通常工業製品は新しい物が古くなることを経年劣化と呼びますが、木材は
劣化とは言わず、経年変化と言います。
もちろん劣化してるんですが、古くなり始めてあるピークを境に逆に価値
が上がるのが木材の不思議なところです。
例えば、京都の神社仏閣の木材はどれも大変古いですが、あの古さが人の
心を落ち着かせてくれます。
別に高級な木材だけではありません。
このように安価な木材でも、同じようにカッコよく見えます。
え?見えない?それは申し訳ありませんでした。見える人だけ話しましょう!(笑)
という事は、私たちの身の回りにそんな木材を手軽に置いて、変化のある木を
楽しむ生活を始めてみるのもいいかもしれません。
手軽にベンチでも作ってみますか!?(笑)
最近と言うより、ずっと忙しくパタパタと過ごしている
WOODFAN赤塚です。
仕事や、勉強会、講演会、京都木材青年経営者協議会活動
などなど、活発に動いて、刺激が多い充実した毎日が
嬉しいですが、少々お疲れ気味。
こういう時はナゼかカレーを欲するのは私だけ?でしょうか。
前々からお店の前もよく通りかかってはいたものの、未だ
行けてなかった京都大学病院前にある老舗カレー店のビィヤント
さんに行ってきました。
こんなお店です。
なかなかのオーラを発する店構え。
そして名物のカツカレーはこんな感じ。
カレーのルーの辛さを選ぶのですが、辛口はかなり辛いですかと?と
お店の方に尋ねると「辛いのがお好きなら大丈夫でしょう!」と
言われ・・・辛いのがお好きの度合いは目安がないので把握しづらい
なと思いましたが、ここまで来て辛口にビビるのも男が廃ると
言うわけで、辛口一本勝負で行ってみました。
いやはや、しかし。(笑)
個人差の問題とはとはいえ言え、しっかり辛い!(笑)
でも汗を滴らせながら、カレーを食べるのにはうってつけでした。
冬の寒い日なんかも体が温まる事、間違いないな!と思いました。
でも、体が活性化してくる気がして不思議です。
長く人々に愛されるお店の居心地も良かったですよ。
6月に入り京都の梅雨が始まりました。
材木屋さんにとって雨は凄く厄介者です。商品の木材や
建材を運ぶのに濡らさないように防水をしたり、出来るだけ
雨に打たれないように気を付けるのがなかなかの手間です。
またカビも生えやすく、木材の保管にも注意を怠れません。
しかし、雨が降らないと醒ヶ井ダムも干上がるし、琵琶湖の水位も
下がる。地球規模で起きている水不足の問題も考えるとやはり
雨は人類にとってプレゼントなんだと考える事にしています。
そういえば、雨上がりは木々やコケなどが緑色を濃くし、まるで
「ふー!生き返るなー!」と快哉を上げているようにも見えて、
微笑ましい気分にもなります。
苔むした松の木などナゼ自分でも好きなのか理由が理解できませんが
ナゼか心が落ち着く光景で大好きだったりします。緑色が好き!?
さてさて、日頃は建築用材をよく取り扱っているので、桧や杉、米松
ホワイトウッド(ドイツトウヒ)等を触る事が多いですが、変わった
木材も取り扱いをしています。
例えば、彫刻や機械等の木型に使われる紅松という木。
こんな丸太で
製材すると節がない部分はこんな木目です。
この木は木目が緻密で狂いにくく、加工が容易であることから
昔から木型等に使われてきました。彫刻なで使われていた姫子松
の代用品としてもつかわれるようになり彫刻材としても用いられます。
紅松は特有の匂いがあり、匂いですぐわかります。
近年は紅松も入荷しづらいですが、少量はまだ使われています。
木の用途はホントに様々で知れば知る程、先人の木材の知識に尊敬
の念が堪えません。木って面白いんですよ!