夫から妻へ手作り家具のプレゼント
ようやく京都の暑い夏も過ぎ、夜には心地よい風を感じられるように
なってきました。
この夏も多くの木材や仲間と交流する為、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本、東京
と出張してウマよりも順調に肥え続けているWOODFAN赤塚です。
木材仲間と交流して思う事は、価格や納期を採用基準にするよりも、製品の作り手(メーカー)や
各地の素材の面白さを伝えられる売り手(バイヤー)、そして利用者(ユーザー)が人を通して
木材と出会い、人を好きになって互いに応援しあうように木材を選ぶような流通を目指したい
と思う。
京都に住まいを作るにしても、部屋を改修するにしても、例えば出身地の木材で地元を
感じられるような木材の提案の仕方がしたい。
福岡出身の方ならば福岡の木材メーカーや現地製材所の人や商品をつなぎ、京都にいても
この部屋の木は地元の製材所のあの人が作ってくれたと思え、楽しめる空間が良いと思う。
木材には人や思い入れを感じされる力がある。
木材は不思議な力を秘めていると思う。だから木材が好きだ。
木材の持つ力の魅力はたくさんあるけど、思いを形にする力もある。
先日、ご夫婦で家の家具を作りたいというお客様とお仕事をさせて頂きました。
仲睦まじいご夫婦で御主人は奥様の為に棚をを作ってあげようと考え、二人で
デザインやサイズを相談しながらとても楽しそうにお話されていました。
価格の事や材料の事、手間や効率、普通優先されがちな事はあまり意味を持たず、
何をしたいのかという強い思いと、、プレゼントしてあげたいという優しい気持ち
が木材を通じて形になる。
そんなお仕事でした。
玄人はだしの御主人の熱意に呼ばれるように、木材も質よく良い色合いの木材が
存在感を発揮するかっこいい棚が出来上がりました。
夫から妻へ手作り家具のプレゼント
こういう一生モノのお仕事に関わる事が出来て幸せです。
オモロイ木サプライヤー、まだまだ精進します。