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自作のククサでコーヒーを飲んでみる!

やった事が無い事、会った事が無い人、話したことが無い人、

行ったことが無い場所、食べた事の無いお店と色々未経験な

事は多いもの。

最近、未経験をあえて体験してみる事が、実は面白いと感じる

ようになり、いろいろ挑戦しているWOODFAN赤塚です。

と言うのも、昨年に引き受けた役職のおかげで、今までに

経験した事がないくらい知らない人と会う機会が増えて、しかも

それが凄く楽しかったと後になり感じてきました。

人と打ち解けて仲良くなり、また好きな友人にまで発展するという事は

何か難しいと思い込んでいたようで、案外そうじゃなかったなと気付いた

事で、前よりも知らない人と話す事が楽しみになりました。

自分が好きな事が増えて行く体験は、なんかいい感じ。

ところで、前回からお話している木のマグカップの事。

ククサというんですが、元々は北欧のラップランド地方の先住民である

サーミ族に伝わる白樺の瘤をくりぬいて作られた木彫りのマグカップです。

サーミ族の伝統により、送られる人の幸せを願いながら手作りでつくるプレゼント

で、ククサを贈られた人は幸せになるという言い伝えがあります。

そんなサーミ族の素敵な伝統にインスパイアされて今回作った桧ククサ。

材料であるヒノキは京都府北部の山々や森で育てられたものです。

およそ樹齢80年前後の丸太を原材料に使用しています。

やってみると、なかなかハードで木を削るのは簡単ではありません。

でもやり始めると自分の答え(完成形)に辿り付きたい一心で、汗だくに

なりながらも止められない(笑)。

そしてオスモカラーを塗って、一ヶ月程乾燥させて出来たククサで

やっとコーヒーを飲んでみる!

こんな感じ。

自作のククサでコーヒーを飲んでみる!

持ち応えも最高!

自作のククサでコーヒーを飲んでみる!

自作のククサでコーヒーを飲んでみる!

自作のククサでコーヒーを飲んでみる!

指を通すと滑らか桧の滑らかな感触がすごく新鮮で、口当たりもいい。

また、ほんのり木の香りがするのが心地よく、コーヒーが旨い!(笑)

指を置く位置も何度も削り直して、木目が湾曲している流れの美しさ

に満足しきりでした。

やった事がないから面白い!そんな体験です。

2019-04-20 | ブログ

木で遊んでこそ好きになる。

先日、京都の木材屋さんの集まりで構成される団体

通称「京青協」(京都木材青年経営者協議会の略)の

総会が行われ、会長職を次の新しい方へ無事に引きつぐ

事が出来てホットしているWOODFAN赤塚です。

この一年間は会議やら研修事業等で日本の木材仲間と

たくさん知り合い、いろんな場所に行って学び、木材人

としてとても貴重な体験をした一年でした。

木材の知識だけでなく、いろんな窓口が広がりこの経験

で得た知識や学びをこれから還元していきたい思いです。

さて、多くの学びを得て実感した事はやはり木材は楽しい

素材であるという事が1番でした。

私は木材の木目や木の香りが好きですし、触れている事で

癒されたり、眺める事で落ち着いたりと木の良さを感じて

いますが、ナゼ楽しいのかを突き詰めて考えてみると、

それは木で遊んでいる心が有るからではないかと思います。

もちろん商品ですが、知らず知らずの内にどこか木で遊ぶ

感覚もまた持ち合わせている気がします。

木で遊んでこそ好きになる。

であれば、木で遊ぶ体験をもっと増やす事で木を好きな人

WOODFANの仲間をもっと増やせるのでないかと思い

、新しいDIY教室のテーマを考えています。

次にやろうと考えているのは「木のマグカップ ククサ」

を作るDIY教室です。

自分の手で自分だけの世界で一つのマグカップを作るって

楽しそうじゃないですか(笑)。

近日中にはお知らせ出来ると思います。

楽しみお待ちくださいね!

2019-04-13 | ブログ

木は値段が高い!?のか?

季節はすっかり春になり、京都の町は桜見物の観光客の人達で

賑わっています。

一年間のほんのひと時だけしか見る事が出来ない事で、桜の

儚げな美しさは際立つんだなーと感じる事が、歳だけは取るんだなー

しみじみしたりするWOODFAN 赤塚です。

さてさて、私は京都林材建青年会議所という団体で会長を2年間務める

関係で京都産の木の良さをPRする事業を仲間と一緒に行っています。

そして事業を行う中で木に対するアンケートを行っているのですが、

その中で「木は高価だと感じる」というお声を拝見したりします。

確かに「木」という素材を木材に関係しない方が連想するのは、主に

木造住宅や高価な一枚板のテーブル材や、家具なんだと思います。

しかしながら、そもそもナゼ住宅を木造で作るのかというと木の良さ

も理由の一つではありますが、木材が他の物質と比べて安価だという事

でも有ります。

そして、何より木材を作る事自体が地球環境にも良いという事も有りますし

身近で供給し易いという事も理由の一つです。

長い時間を掛け大きくなる木材は、日々地道に二酸化炭素を取り込み酸素を

放出し、地球上の炭素固定を行う中で成長していきます。

昔から人々の暮らしの身近で、安く、扱いやすく、入手が容易であり、燃料にも

木材にもなりうる素材で有る事が木の特徴です。

例えば、WOODFANで行っているベンチ作りに来る方に教室代は¥5900(保険料も含む)

は高いか安いかをお尋ねすると皆さん「まー安いよね」とお答えになられます。

ではなぜ木材を高価な素材だと感じるようになったのでしょうか?

私はそれはひとえに木材に関する教育が日本の国でなされていない事に起因すると

思っています。

農林水産業業の重要な役割を、諸外国では教育機関が授業に取り入れているのに

対し、この多様な木の文化がある日本という国において関心が薄いがゆえに

あまりにも知られていない素材が木材もその一つであるというのは不思議な事

だと思います。

住宅も工業化される中で、どんどん人目に付かなくなっているのもあると思いますが

木材を少し知る事で楽しみ方も大きく広がると思っています。

今、仲間と一緒に京都のオフィス空間に、生の素材の木材を取り入れてもらおうと

PR活動を頑張っています。

いつでも見て、触って、香りを感じて働けるオフィスってかっこいいと思いませんか!?

意外と高くないんですよ。

木材!

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