2016-08-26
ロシア赤松サーモウッド
部屋の内装に木を使う場合に難しいと思う点は、たくさん貼りすぎても
良くないし、少なくても物足りない、ちょうど良いところってセンスだな
と感じる。
私は個人的にですが、壁から天井までやたらめったら杉の節有りの羽目板を
貼りまくるような木の使い方は好きになれない。
じゃ、他の木だったらいいのか、節がなければいいのか、色が塗ってあればいいのか
と考えていて、答えはなかなかでない。
でも、自分の中の違和感の正体は何となくわかっていて、木が前に出過ぎない事が
上手い木の使い方だと思う。
最近はテーブルに一枚物の木を使って仕上げた物をよく見かけるようになった。
たしかに美しいのは間違いないんだけど、「これ、どこに置けば空間に溶け込むんだろう?」
と思うような立派なものもある。一枚何百万円みたいな物もあるけど、それは
置いといて、そうでなくとも無垢板テーブルを上手く使える部屋があり、広さがあり
それにあう家具がある。そんな事も一つの判断の基準かもしれない。
木が主張しすぎて何が悪いのか?と聞かれたたら、あくまでお好みでという話には
なりますが、私は木が自然に主張しないような使われ方がいいのではと感じます。
度のきつ過ぎる眼鏡か、すこし度が足りない眼鏡みたいなイメージだと思います。