2018-09-03
米栂はヘムロック?
最近、地球温暖化について少し講義をして子供達と
木材の事を考える機会が有り、改めて木材に触れる事
の大切さを子供達から学んだWOODFAN赤塚です。
京エコロジーセンターで夏休みの子供さんたちと木工教室
をしてたのですが、木材にサンドペーパーでヤスリ掛け
をしてる子供さんが「手触りめっちゃ気持ちイイ!」と
喜んでる姿を見て、きっとこの木の手触りは気持ちのいいモノ
として記憶されて、子供さんの価値観に影響を与えて行くんだろうと
思うと、未知の物体との出会いって大切なんんだと思います。
改めて木材屋として勉強を重ねて行こうと思います。
さてさて、木材のお話ですが昔から家の造作材(家の中の内装に
使われている木材)に栂材が使われていました。
日本古来の栂は桧よりも高価とされ、桧普請よりも栂普請の高価と
されていました。
そして栂の目合いによく似た北米産の米栂が輸入されるようになり
ラワンと並んで日本の住宅の内装材によく使われるようになりました。
最近ではいわゆる米栂も輸入量が減り、代わりに米樅(もみ)といわれる
バルサムファーがよく使われています。見た目もよく似ていて
見た目がよく似たヘムロックとバルサムファーはほとんど見分けが付かない
と言っても過言ではありません。
山に生えている場所も同じ高度の場所に群生して生えていて、中には
ヘムロックとバルサムファーのあいのこ?みたいな丸太もあると言われる位
よく似た木材なんです。ですので、出荷される際も混合で日本に入って
来ているので、ヘムロックだと渡されたものが、バルサムファーかもしれ
ません(笑)。
しかし、木材ですから木の良し悪しは必ず有ります。
国産材でも同じですが、バルサムファーでも良い出性の山の丸太を厳選して
仕入れています。
扱いやすい樹種ですので、気軽にお問合せください!!